知っておきたい冬虫夏草の基礎知識 ~漢方でめざせ百歳!~

サナギタケ冬虫夏草

冬虫夏草は漢方の横綱

皆さんは「冬虫夏草」と言う言葉を聞いた事があるでしょうか?

名前だけ聞くと植物としか連想出来ないですよね。漢方薬に使われている、としか認識が無い方も多いでしょう。

「冬虫夏草」はチベット、青海、四川、雲南といった中国の高原にわずかに生息するキノコの一種であり、中国では古くから薬草として用いられ、宮廷において「強精強壮・不老長寿の妙薬」として珍重されてきました。

「冬虫夏草」が一躍有名になったのが1993年の世界陸上選手権大会で、女子陸上チーム「馬軍団」が世界記録を次々とぬりかえる驚異的な活躍をみせ、その恐るべきパワーの秘密が愛飲していた「冬虫夏草入りドリンク」だったと世界中に報道されてからです。

今ではプロスポーツ選手を中心に広く利用されているといわれています。

本物の「冬虫夏草」とは?

「冬虫夏草」とは?

「冬虫夏草」は、キノコであり、虫ではありません。「冬虫夏草」は、セミやクモなどの昆虫に寄生したキノコの総称です。

これは非常に稀な自然現象であり、世界中でも約350種余りしか発見されていません。
中国で漢方生薬として珍重されるのは、コウモリガの幼虫(イモムシ)から出たひとつの種を指していました。学名をコルディセプス・シネンシスと付けられています。

「冬虫夏草」は昆虫と菌種の結合体で、“虫”は蛾科の昆虫のこと、菌種は「冬虫夏草」菌(Cordyceps sinensis Berk Sacc)のことです。

夏になると、色鮮やかなたくさんの蝶が山中を飛び、花にたくさんの卵を産みます。やがて卵が幼虫に孵化し、土の中に潜り、植物の根の栄養分を吸収して大きく成長します。この時「冬虫夏草」菌がこの昆虫につくと、菌はまず昆虫の体内に侵入し、昆虫の豊富な栄養分を吸収しながら、ぐんぐんと育っていきます。昆虫が危険を感じ、必死に地面に出ようとしても、地表に着く前に菌のせいで死んでしまいます。長い冬の間に、菌は昆虫の体内で成長します。形は昆虫の形が残っていますが、中身はもう菌に変わっているのです。これが“冬虫”です。

春の終わり頃から初夏にかけて、菌に変わった“虫”は発芽し、小さな頭(菌の子実体)が地面に出ます。この時が最も採集に適した時期です。そのまま放置するとやがてその小さい頭は草(細長い棍棒型)になります。これが“夏草”です。

この奇妙な自然生態ゆえに「冬虫夏草」と呼ばれたのです。


この様に生きた虫の体に寄生するものは、「冬虫夏草」にだけしか発見されておらず、その生態はまだまだ多くの謎に包まれています。

「冬虫夏草」は、せみ、芋虫、トンボ、蚕のサナギ、蜂等、色々な昆虫に寄生し、現在までに約350種類が見つかっていますが、カブトムシやクワガタ・カミキリムシなどからは発見されていません。万が一発見出来たなら、それは新種の「冬虫夏草」でしょう。

また、昆虫にならどれにでも寄生するのかと言えば、そう言う訳ではありません。セミにしか寄生しないセミタケなどが存在する様に、菌の種類によって寄生する植物の種類も決まっているのです。

「冬虫夏草」は、中国の青海、雲南、四川、チベットからネパールの3000から4000米の高山帯に分布しています。「冬虫夏草」の種類は昆虫の種類によって色々ありますが、そのうち正統な漢方生薬として扱われるのは、学名コルディセプス・シネンシスと呼ばれるコウモリ蛾科の幼虫に寄生したもの一種類だけです。ゆえにこの種の「冬虫夏草」は、絶対量が少ないので幻のキノコと呼ばれ、大変に珍重されています。

「冬虫夏草」は不老長寿の妙薬

「冬虫夏草」は中国を代表する優れた漢方生薬のひとつで、古来より愛用されて来ました。特に中国の歴代王朝で、強壮・精力増強、疲労回復、諸病治癒、不老長寿に著効ある高貴薬として、宮廷を中心に常に珍重されてきました。

清朝の有名な漢方医学書、呉儀洛の『本草従新』(1757年)には、「冬虫夏草」は人間のエネルギーを生み出す源で、身体を強壮させると紹介されています。更にこれより早く、チベットの薬物書「甘露宝庫」(1400年頃)に「体の力と失われた精気を回復させる。すべての身体機能を整え、体力や熱の偏重による病気にならない等すばらしい効果があり、副作用がなく、効能の宝庫である」と記されています。チベットで薬物として使われていたものが、中国に伝わったと考えられています。

「冬虫夏草」には、肺と腎を強める働きがあるため、中国では他の生薬と組み合わせて、肺気腫や喘息の根本治療によく使われています。長年にわたる医学的な研究によって、その効力は科学的に証明されました。1987年には中国の医療機関向けの一級漢方に認定され、1995年には国宝級の国家指定食品となったのです。中国の最近の研究の中で、例えば2,000人の患者に「冬虫夏草」を使った臨床実験が実施され、その効果が確認されました。投与後観測された副作用は、精子数の増加および体重の増加のみであったといいます。

「冬虫夏草」に含まれるβ-グルカン(多糖体)は、アガリスク茸の17倍、普通のキノコの約170倍と多量に含まれています。亜鉛、セレン他のミネラル類・天然アミノ酸他のタンパク質など栄養成分の含有量も豊富で、更に、コルジセピンや抗酸化酵素(S.O.D)なども含んでおり、中高年全般の健康維持にもお薦めです。

「冬虫夏草」が不老長寿の薬草と呼ばれるには理由があり、最近の研究では「冬虫夏草」には免疫力を高め、壊れた細胞を修復する力が強いことが解ってきています。

●馬軍団で一躍有名になった「冬虫夏草」

「冬虫夏草」で金メダル?『馬軍団』が驚異的なパワ-

市場にあまり出回ることがない「冬虫夏草」ですが、一時大ブ-ムになったことがあります。

1993年8月、ドイツで開かれた世界陸上選手権で、馬俊仁コーチ率いる中国選手たちが、世界の強豪相手に1500メートルで金メダル、3000メートルで金・銀・銅を独占、1万メートルで金・銀を独占しました。

次いで同年9月に開かれた第7回中国全国運動会では、王軍霞選手が1万メートルでそれまでの世界記録を42秒も縮めた驚異的な走りで優勝するなど、全員で11もの世界新記録を出したのです。

また、同年スペインで開かれた第5回ワールドカップ大会のマラソン競技では、トップから4位までを中国女子選手が独占しました。当時、中国の陸上選手たちは世界的に無名でしたが、この快挙で馬軍団(女子陸上選手団)として話題をさらい、一躍有名になったのです。

その中国チームが体力強化・疲労回復ドリンク(馬コーチが独自に開発した「冬虫夏草」入り飲料)を飲んでいたことも注目されました。特に肺機能を高め、耐久性を増強し、赤血球を増加させるなど、運動能力を高めるとして、「冬虫夏草」は馬軍団とともに一躍有名になり、需要が急増しました。

「冬虫夏草」は多くのプロスポーツ選手に愛用されています

馬軍団の練習は、選手に1ヶ月約1000km、1日平均33kmを走る強化練習を強います。他にも沢山の練習メニューがあり、これだけの練習を続けると疲労や貧血、故障につながったりするものですが、馬軍団にはそのような話が少ないそうです。それは何故でしょうか?ここで馬軍ならではの栄養補給法が注目されのです。日本で有名になったのは、スッポンのスープと「冬虫夏草」でしょう。現在では「冬虫夏草」はプロスポーツ選手の多くに愛用されています。

「冬虫夏草」の成分

「冬虫夏草」は十数種類のアミノ酸、粗繊維、炭水化物、脂肪、カルシウム、鉄、亜鉛、マンガン等の微量栄養素が15種類発見されています。

この中には抗ガン作用が注目されているβーグルカン、エルゴステロール・パーオキサイド、コルディセプス酸、コルディセピンなどが含有されています。

さらに奇跡のホルモンといわれる「メラトニン」が含まれていることも判明しています。メラトニンは、間脳上部の松果体という内分泌器官から分泌される脳内ホルモンです。メラトニンは不老長寿のホルモンとして注目されています。

恐るべきパワーを秘めた「冬虫夏草」

「冬虫夏草」の研究のほとんどは中国で行われています。以下に示した表は、中国医学書「中薬現代研究と臨床応用」で発表された臨床実験の結果です。その効果・効能は「不老長寿の薬」という言葉に値する驚くべきものです。

病状
飲用数
飲用日数
効果
備考
性機能低下
159
40日
64.10%
常用時に有効
心臓病
(冠状)
33
4週間
90.50%
不整脈
277
2週間
74.40%
特効性あり
高血圧症
273
1~2ヶ月
76.20%
肺病
30
2ヶ月
80.00%
B型肝炎
33
2ヶ月
78.56%
免疫球タンパク強化
肝硬変
22
3ヶ月
68.00%
腹水患者に特効性あり
悪性腫瘍
30
2ヶ月
93.00%
細胞免疫機能強化
アトピー性
皮膚炎
38
2ヶ月
89.60%
気管支炎
(喘息)
41
3ヶ月
94.20%
糖尿病
29
1~2ヶ月
86.90%
リューマチ
3
12ヶ月
82.00%
血小板減少
30
1~2ヶ月
89.80%
白血病
35
1~2ヶ月
85.70%
白血球、血紅タンパク強化
鼻炎
43
1ヶ月
93.00%
耳鳴り
23
4週間
90.00%
急性患者にも有効

「冬虫夏草」(コーディセプス)の働き

「冬虫夏草」は漢の始皇帝や楊貴妃も愛用したと言う記録も残っているとか。最も効果が現れるのが、免疫力の増強・回復作用・集中力・記憶力・運動力向上。「冬虫夏草」の免疫力を高める力は、他のキノコの170倍にも及ぶと言われています。

中国では、強壮剤および薬草として珍重され、千年の歴史を有する漢方薬の成分として使用されています。

「冬虫夏草」(コーディセプス)は、ヘルパーT細胞の数を増やし、ナチュラルキラーNK細胞を活性化します。

成分として、ジオクシテアデノシン(血小板の成長を増強する作用)やセレン(白血球の抵抗力を増加する作用)、ポリサッカロイド(免疫機能を高める作用)が含まれるため、キラーT細胞やNK細胞を活性化させ、免疫力を高める効果があります。また、ヘモグロビン(赤血球)の濃度を高める機能や活性酸素の抑制作用があるため、疲労回復を早め生活習慣病を予防します。ビタミンEが含まれているため老化を防ぎます。

その他の効能としては、コレステロール抑制・動脈硬化防止、血圧降下作用・糖尿病予防にも効果が発揮されています。他のものと組み合わせて喘息の治療に高い効果が見られます。また、天然のバイアグラと称される様に強精作用も大きく現れるようです。以上の点から、中年の女性だけでなく男性やお子様にもオススメです。その他、亜鉛、鉄、食物繊維も豊富に含まれています。

  • 「冬虫夏草」(コーディセブス)の働き:
  • ・免疫力の強化、免疫バランスの調整
  • ・抗腫瘍作用
  • ・抗酸化作用
  • ・抗感染症効果
  • ・生活習慣病の予防
  • ・老化防止
  • ・コレストロール値の抑制
  • ・動脈硬化予防
  • ・血圧降下作用

●呼吸器系疾患に肺と腎強める「冬虫夏草」

「冬虫夏草」は古来、中国で不老長寿、滋養強壮の高貴薬として珍重されてきました。

肺と腎を強める働きがあるため、他の生薬と組み合わせて、肺気腫や喘息の根本治療によく使われます。チベットに隣接する中国青海省産のものが最上質とされ、最近日本にも青海冬夏泉のようなドリンク剤が輸入されています。

冬虫夏草

中国漢方には「肺は呼気をつかさどり、腎は納気をつかさどる」という言葉があって、呼吸を肺と腎の共同作業とする考え方があります。つまり、空気を吐き出す(呼気)のは肺の力だが、吸い込んで(吸気)、下腹部の丹田に納めるのは腎の力だとしています。喘息や気管支炎の慢性の発作に悩む患者の中には、体力の消耗から、話すのも、息を吸い込むのもつらいという人がいます。この場合、肺や腎を強化することで、よい結果を得ることが多いのです。

「冬虫夏草」が配合されている漢方製剤で、唯一日本に輸入されているものに、双料参茸丸があります。処方の中身は、人参や黄耆のように肺の働きを高めるものと,蛤介(オオヤモリ)や鹿茸のように腎を強化するものに大別されます。処方中にあって「冬虫夏草」は、肺と腎の双方に働きかけるとともに、他の生薬の効果を高める触媒のような働きをしています。双料参茸丸は全体として温性なので、肺腎陽虚(冷えを伴う機能低下)からくる呼吸器系疾患の根本治療に、理想的な処方といえます。

「冬虫夏草」の驚くべき強精作用

「冬虫夏草」にバイアグラ効果

「冬虫夏草」が究極の精力剤として大いに注目を集めています。

昔から精力増強に効果があるといわれてきた、まむし、スッポン、オットセイのペニスなどとは同一視できない劇的な効果が多数報告されているのです。効果が現れるのが早いのが特徴で、普段まったく元気のない人が、「一回飲んだだけで翌朝男性自身が元気になっていた」などはよく聞く話です。実際に「冬虫夏草」を飲んで、体感した人は皆驚かれます。

「冬虫夏草」はチベット、青海、四川、雲南といった中国の高原にわずかに生息するキノコの一種であり、中国では古くから薬草として用いられ宮廷において「強精強壮・不老長寿の妙薬」として珍重されてきました。

「冬虫夏草にバイアグラ効果」(1999年3月6日、日刊スポーツ)と報道されたのをはじめ、強精効果を解説した本が多数出版されるなど、その実力が報告されています。

なぜチベット産の「冬虫夏草」なのか?

「冬虫夏草」の種類は昆虫の種類によっていろいろありますが、そのうち漢方として、その名を歴史に残してきたのはチベット奥地の、コウモリ蛾科(Hepialus armoricanus Oberthur)の幼虫に寄生したもの一種類だけです。

一口にチベット産の「冬虫夏草」といっても、採取できる場所は海抜3000メ-トルを下らない厳寒の奥地であり、現地の人以外は、立ち入ることもできません。従って、採取は現地の人に頼ることになりますが、それでも採れる量には限りがあります。

その時期は、五月から七月の、雪解けが始まった三ヵ月に限られています。その時期が、最も「冬虫夏草」がピチピチしている”青年期”なのです。

「冬虫夏草」を発見することは難しく、大雪原の中から、わずか三センチほど顔を出しているのを見つけ出さなくてはいけません。よほど熟練した人でも、一日中山の中を歩いて、せいぜい10グラム程度だといいます。

こんな苦労をするくらいなら人工栽培したほうがいい、という考え方もあります。実際に中国では、そうした事業もあるようです。しかし、中国の「冬虫夏草」の研究家、沈南英副教授は、その意見を真っ向から否定します。

氏によると、「人工栽培の「冬虫夏草」は、「冬虫夏草」ではない」そうです。学名は同じでも、効能は認められないといいます。また「冬虫夏草」をドリンク剤や錠剤にするといったことも、簡単にはできることではありません。

中国青海高原とチベット自制区全域内の「冬虫夏草」の年間総採集量は5トンにすぎず、そのうちの8割は国内に使用され、残りのわずかの量がほかの国々に輸出されるのです。

その一方で、「冬虫夏草」は利用価値が高いため、健康食品分野が発展するにつれて、ますますその需要量が増え、価格は高騰していきます。

「冬虫夏草」の品質はピンからキリまである

天然の「冬虫夏草」としては、チベットの3000m以上の高地に生息するコウモリガという大型の蛾の幼虫に寄生する「冬虫夏草」が有名です。ただし、「冬虫夏草」は漢方医薬として非常に貴重であり、金とほぼ同価格という高価さから乱獲され、今日天然の「冬虫夏草」の入手は非常に困難になっています。

「冬虫夏草」の品質は産地、成熟度などによって大きな差があります。現在日本に輸入されているものは四川省や雲南省のものが多いのですが、ランクの低い未成熟なものが多く、有効成分があまり含まれていない「冬虫夏草」が多いのです。

「冬虫夏草」の中ではチベット産のものが最も薬効が高いといわれています。しかし、チベット産の「冬虫夏草」は採取される量はわずかしかなく、日本で良質のチベット産「冬虫夏草」を入手するのはきわめて難しいです。また、最近出まわっている人口的に培養された「冬虫夏草」(冬虫夏草菌糸体)は、天然の「冬虫夏草」とは全く別物です。人口的に培養された「冬虫夏草」(冬虫夏草菌糸体)は漢方では認められないそうです。

●タンク培養の「冬虫夏草」

「冬虫夏草」は供給不足な薬草

「冬虫夏草」はキノコであることから、昆虫に寄生させなくても生育するものがあります。一般的に安価で大量に売られているもの(特に中国産、大手製薬メーカー品)の中には昆虫に寄生しない、単に植物として生産、「冬虫夏草」として販売しているものがあります。

「冬虫夏草」のブ-ムがきたと書きましたが、もともと「冬虫夏草」は供給不足な薬草です。絶対数がまったくたりません。

しかし需要はどんどん拡大してゆきました。日本で売っている「冬虫夏草」のほとんどは、タンク培養?そこで考え出されたことが、「冬虫夏草」はキノコの一種です。ですから、「冬虫夏草」を昆虫に寄生させなくても、タンクで菌を培養すれば「冬虫夏草」になると考えました。その後、タンク培養の「冬虫夏草」が大量に市場に出ることになりました。

●タンク培養の「冬虫夏草」は只のキノコ?

「冬虫夏草」の薬効が生じる仕組み

「冬虫夏草」菌が昆虫に寄生すると、昆虫は免疫物質を分泌して必死に抵抗します。時に菌がまけることもありますが、ほとんどは、「冬虫夏草」菌はその免疫物質を吸収して化け物のように成長します。本来「冬虫夏草」の薬効は、この昆虫と「冬虫夏草」菌の生命をかけた「壮絶」な戦いによって顕れるものです。「冬虫夏草」菌が昆虫から吸収した免疫物質にその薬事効果があると考えられています。

■効き目のほとんどないタンク培養品

「冬虫夏草」元来「冬虫夏草」は昆虫に寄生し、冬は虫夏は草となるから「冬虫夏草」と呼ばれるのであってタンクで培養しただけなら只のキノコです。タンク培養の「冬虫夏草」は大量に市場に放出されましたが、たいした効能もなく、「冬虫夏草」は高いだけのもので何の効果もないと不名誉な評判を残してブ-ムは去ってしまいました。

本物の「冬虫夏草」が、高価なのはあたりまえ!

■天然の「冬虫夏草」は希少なコウモリ蛾に寄生する

「冬虫夏草」は、現在も超高価で1kg100万円もします。高麗人参が1kg1万円位ですから、いかに「冬虫夏草」がバカ高いかわかるでしょう。

そんなに高価なのには理由があります。天然の「冬虫夏草」は、チベットの高度3000m以上の高地に生息するコウモリ蛾と言う非常に珍しい蛾に寄生します。このコウモリ蛾はチベットの高地にしか存在しません。

天然の「冬虫夏草」は1kgが100万円もする貴重なものですから、乱獲され絶滅しかかっています。もちろん生態が完全にわかっていないため人工飼育も成功していません。ところが金持ちは不老長寿の妙薬としていくらでも欲しがりますから、完全に需要と供給のバランスがとれないため価格は高騰する一方です。

更に近年「冬虫夏草」がガンに非常に効果的であることが、臨床検査の結果解ってきたためさらに高いものになりつつあります。

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